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火星
【東京雑学研究会編】

雑学大全自然 > 宇宙

火星という名前から、この星はどこか燃えているイメージがある。ギリシア・ローマ時代には、その赤さから戦争の神、マルス(アーレス)と名付けられたのである。確かに、天体望遠鏡で見ると、火星は赤色をしているのだ。やはり、火星は燃えているのか?
火星の表面に着陸し、その謎を解いたのは、アメリカ惑星探査機バイキング一号、二号である。一九七六年のこと、火星に相次いで着陸した二機は、写真をとったりその土壌を調べるなど、火星の謎の解明に努めた。それによれば、火星は岩と砂に覆われ、一面が砂漠のようだった。そして、その岩と砂は、鉄の酸化物だとわかった。
火星が赤く見えてしまうのは、この鉄の酸化物のせいである。鉄の酸化物とは、実は鉄サビ。赤く燃えているはずの火星は、実はさびた星だったのである
火星はほとんど二酸化炭素でできた大気で覆われているが、これは地球の一〇〇分の一だとか。しかも、一年の四分の一は強風が吹き荒れ、赤い砂嵐が吹き荒れるである
二〇〇四年一月からスピリットオポチュニティ号が火星を探査中。果たして、この環境に生命体は存在しうるのか? 


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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サイズ: 26x19x4cm
発売日: 2004年8月
ISBN: 978-4487799473