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海水①
【東京雑学研究会編】

雑学大全自然 > 自然

海水が塩辛いのは岩石に含まれる塩化ナトリウムが川に溶け込んで海に流れ込むため、とする説と、マグマが冷えて固まるとき、塩分が大量に含まれた水が海水に混じりあったとする説がある。
地球は宇宙に漂うガスやチリが集まってできたという考え方が定説となっているが、そのとき、熱がどの程度地球の表面に伝わったかによって学説が分かれるのだ。
まず、地表が溶けるくらい温度が上がり、その後冷却されていった、という見方をすると、高温のときに水蒸気となっていた水分が冷やされて雨となって地上に降り注ぎ、その後、川となって地表を流れながら岩や土に含まれる塩化ナトリウムなどの成分を海に運び込んだため海の水が塩からくなっていったことになる。
地球が誕生するとき、地球の表面が溶けるほどの熱がなかったとする説では、地表の水は蒸発することもなく、この場合、海水は地表の割れ目からしみだしたり、火山活動で出てきた水がたまったりしてできたと考えられるそしてその水に塩分が含まれていたため、海の水は塩辛くなったと説明されることになる。


東京書籍
「雑学大全」
JLogosID : 14820744


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編集: 東京雑学研究会
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ISBN: 978-4487799473