トランス脂肪酸
【とらんすしぼうさん】
【JLogos】 社会 > 一般語
食品に含まれる油成分の一種、不飽和脂肪酸にはシス型とトランス型がある。トランス型の不飽和脂肪酸をトランス脂肪酸と呼ぶ。牛肉や羊肉、牛乳や乳製品の中には天然のトランス脂肪酸を微量に含むものもあるが、多くは、植物油に水素を加えて固形化する過程などで人工的に生成されるものがほとんどで、マーガリン、ファットスプレッド、ショートニングや、それらを原材料に使ったパン、ケーキ、ドーナツなどの洋菓子、揚げ物などにトランス脂肪酸が含まれている。トランス脂肪酸をとりすぎた場合の健康への悪影響が注目され、アメリカでは2006年から食品ラベルにトランス脂肪酸の量の表示が義務付けられている。日本では、平均摂取量が世界保健機関(WHO)の基準値よりも少ないことから、通常の食生活を送っていれば健康への影響は小さいとされ、食品に含まれる量の表示の義務はない。
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