上橋菜穂子
【うえはしなほこ】

作家・川村学園女子大学特任教授・オーストラリアの先住民アボリジニを研究する文化人類学者。
1989年『精霊の木』で児童文学作家デビュー。1996年の『精霊の守り人』は、第34回野間児童文芸新人賞、第44回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞をダブル受賞。この後『闇の守り人』『夢の守り人』など「守り人」シリーズとして書き継いでゆく。他にも第42回野間児童文芸賞を受賞した『狐笛のかなた』、「獣の奏者」シリーズなどがある。
2009年、英語版『精霊の守り人』で米国バチェルダー賞を受賞。2014年“児童文学のノーベル賞”と称される国際アンデルセン賞作家賞を受賞。日本人の作家としては1994年に受賞したまど・みちお氏以来2人目の快挙。
2015年4月『鹿の王』が全国の書店員が一番売りたい本を投票で選ぶ第12回本屋大賞を受賞。