発明の日
【はつめいのひ】
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毎年4/18は「発明の日」である。専売特許条例(現在の特許法)が1885(明治18)年4月18日に公布されたのを記念して、1954(明治29)年1月28日の通産省議決定で制定、同年第1回目が施行された。目的は「産業財産権制度(工業所有権制度)の普及・啓発を図ること」である。旗振り役は特許庁となっている。日本の専売特許条例公布は、イギリスで1624年に「専売条例」が制定されてから260年後。アメリカで1790年に「特許法」が制定されてから約100年後、と、工業化で英米に大きく後れをとっていたといえる。その後日本では、現在に至るまで約500万件の特許が生み出されている。発明の日を含む1週間(日程は決まっていない)は「科学技術週間」と定められている。科学技術週間は、科学技術について広く一般の理解と関心を深め、日本の科学技術の振興を図ることを目的として、昭和35年2月に制定された。平成26年度は第55回にあたる。管轄は文科省で、全国各地の科学館、博物館、大学、試験研究所などで講演会、展覧会、映画会、座談会、施設公開など、さまざまな催しが行われる。なお、愛知県には「愛知の発明の日」が独自に存在する。こちらは毎年8/1で、愛知県豊田市を本拠とするトヨタグループの祖となった豊田佐吉(とよだ・さきち)が、明治38年8月1日に「豊田式汽力織機」の特許を取得したことに由来している。豊田佐吉は明治~大正期の発明家で、「世界の織機王」と呼ばれた。
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