安倍政権発足一年
【あべせいけんほっそくいちねん】
【JLogos】 時事用語アーカイブ >
2013/12/26(木)で、安倍晋三総理大臣率いる第二次安倍内閣が発足一年を迎える。2006 年の第一次内閣が、首相当人の体調不良とはいえ約一年で政権を投げ出す結果に終わったこともあって、当初は安定性を危ぶむ声も少なくなかったが、安倍内閣は二年めに入ることになる。以下、安倍政権一年めの評価を分野ごとに振り返る。【経済】「アベノミクス」で、景気回復、デフレ脱却への道筋を歩んでいる。日銀の金融緩和を受けて円高是正、株高が進んだ。規制改革など、成長戦略に実効性がある。TPP 交渉進展など、自由化や競争を促す政策を取っている。【財政】消費増税を決断し、財政再建の方針を堅持した。社会保障改革に手が付かないなど財政再建に不安がある。【エネルギー】原発再稼働に取り組むなど、政策が現実的である。【外交】対米関係の改善に取り組んだ。領土問題などで諸外国に譲歩せず、安全保障を重視する姿勢を示した。中国や韓国などとの関係改善が進んでいない。【安全保障】特定秘密保護法の可決・成立が強引すぎるとして非難された。【産業】TPP など、農業をはじめ国内産業の衰退を招きかねない政策を進めている。【政治】「一票の格差」の解消に消極的である。二年めを前に、特定秘密保護法にまつわる国会運営が国民の間に不信感を呼び、各種世論調査での内閣支持率が 5 割を割り込んだ。5 割を割ったのは内閣発足以来初めてとなる。
data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。
【辞典内Top3】
【関連コンテンツ】
広告を表示できません。
【この辞典の書籍版説明】
「JLogos」JLogos編集部 |
|
最新語を中心に、専門家の監修のもとJLogos編集部が登録しています。リクエストも受付。2000年創立の「時事用語のABC」サイトも併設。 |
|
出版社:
JLogos[link] |