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ラブジョイ彗星(C/2013 R1)
【らぶじょいすいせい】

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2013年9月7日に、オーストラリアのアマチュア天文家、テリー・ラブジョイ氏によって発見された長周期彗星(公転周期200年以上)。彗星の符号化規則では「C/2013 R1」(※)となる。彗星には発見者の名前がつけられるため「ラブジョイ彗星」と命名されるが、以前にも同氏は3つの彗星を発見しているため合計4つのラブジョイ彗星が存在することになる。

特に2011年に発見されたものは、サングレーザー(近日点で太陽の極めて近くをかすめるように通る彗星のこと)として南半球クリスマスシーズンに明るく雄大な姿で輝いたため「2011年クリスマスの大彗星」とも呼ばれた。

2013年に発見されたラブジョイ彗星は、同時期に観測された、より明るいアイソン彗星に影をひそめていたが、同彗星が太陽の熱と重力に耐え切れず崩壊してしまったため、再び注目された。

明るさは2013年12月上旬がピークとなり4等級ほど。双眼鏡を使えば尾の伸びている様子も確認でき、条件がよければ肉眼でも見える明るさ。
彗星の位置は2013年11月28日から12月4日までは地球からみてうしかい座の方向にあり、2013年12月14日にはヘラクレス座を通過し、12月22日には近日点を迎え太陽に最接近する。

※「C/2013 R1」CはComet(彗星)、2013は発見が報告された年、Rは発見が報告された時期(Rは9月上旬の意味)、1はその時期の中での発見報告順の意味


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