台風26号 「ウィパー」(2013年)
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2013年10月11日3時、マリアナ諸島の北緯13度30分、東経142度50分において台風第26号が発生(10月11日4時25分気象庁発表)。
大型で強い台風26号(ウィパー)は日本の南海上を北上、進路を東寄りに変え風速25キロメートル以上の暴風域を伴って16日明け方から朝にかけて関東地方に接近、暴風域に巻き込みながら日本列島沖を北上、午後1時には岩手県宮古市の東南東190キロの海上を1時間に80キロと速度を速めて北北東へ進み、午後には温帯低気圧に変わった。中心の気圧は960ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルで、中心の東側440キロ以内と西側280キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いていた。
関東地方に接近した台風としては、2004年の台風22号以来ほぼ10年に一度の勢力とされ、気象庁では厳重な警戒を呼び掛けていた。
伊豆諸島では16日未明から明け方に台風が接近。なかでも午前4時までの1時間に122.5ミリの猛烈な雨が降り、75年前の1938年に観測を始めて以来最大の雨量となった伊豆大島では深刻な被害が出ており、14人の死亡が確認、40人以上と連絡がつかない状況となっている。(16日16時現在)
「ウィパー」という名前は、台風委員会(台風防災に関する政府間組織で、日本ほか14カ国等が加盟)が北西太平洋または南シナ海で発生する台風にあらかじめ順番に名前をつけているもので、ウィパー(Wipha)はタイが命名し、もともとは女性の名前。
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