コンテクスト
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【JLogos】 登録語 > 一般語
情報の背景にあるもの、または念頭におかれていた、もしくは想定されていた意図のこと。
一般に「文脈」と和訳されることが多いが、「文」といっても狭義の書き言葉や話し言葉のみでなく、「情報」全般について使われる言葉である。「文脈」の他にも「脈絡」「状況」「前後関係」「背景」「関係」などと訳されることがある。
日本では、日本人同士のコミュニケーションスタイル(「阿吽の呼吸」「一を聞いて十を知る」)を表すものとして「ハイコンテクスト文化」(文脈の共有性が高く、意味や意図を情報≒コンテンツとして明示化するよりも、文脈≒コンテクストに埋め込むほうをよしとする)という説明語句が使われることがある。そのため、コンテクストという外来語は「空気(読め)」であるというジョークをいうものもあるほどである(高橋健太郎,『そうだったのか!スゴ訳 あたらしいカタカナ語辞典』)。
また「コンテクストをつくる」「コンテクストを与える」という場合は、事物に恣意的に新たな意味合い、もしくは意味の枠組を付与することにより、「その対象を欲しい、見たい、知りたい」と思う人を増やし、見返りとして経済的利得を得ようとする《マーケティング》行為であると考えられる。
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