WBC(2013年)
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正式名称は「ワールド・ベースボール・クラシック」。野球の国・地域別の世界一を争う大会で、米大リーグ(MLB)機構と選手会が設立した「WBCインク」が主催する(日本ラウンドは読売新聞社も主催)。2006年3月に第1回大会、09年3月に第2回大会が行われ、いずれも日本が優勝した。
第3回大会は予選ラウンドが初めて行われ(12年9~11月)、16か国・地域が参戦。これを勝ち抜いたスペイン、チャイニーズタイペイ(台湾)、ブラジル、カナダと、予選免除の米国、日本、韓国などを合わせた16チームが参加する1次ラウンドが13年3月2日に開幕。福岡、アリゾナなど4会場で熱戦が繰り広げられる。
2次ラウンドには1次ラウンドの上位2チーム(計8チーム)が進出。東京(3月8~12日)とマイアミ(3月12~16日)でそれぞれ対戦し、決勝ラウンドに進む4チームを決定する。
準決勝からサンフランシスコを舞台に移し、決勝は3月19日に行われる。
WBCは、五輪から野球が除外されたのを機に競技の国際的普及を名目にMLBの世界戦略の一環で企画された。
第3回大会から、国際野球連盟(IBAF)が世界一決定戦として公認したが、09年大会の収入の約4割が日本側からの収入であるのに(日本のプロ野球選手会の試算)、収益配分は米側が66%、日本側が13%だった。
プロ野球選手会が一時期、スポンサー権利の帰属などを求め、の参加を見送る動きもあった。MLBや日本のプロ野球のシーズン開幕前に大会が行われる日程の問題も。
選手がオフの調整を例年より急ぎ、大会で疲労した影響でシーズン中に故障するなど負担を嫌い、日本や韓国では大リーグ所属選手の参加辞退も相次ぐなど、真の世界大会へ向けた課題が多い。
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