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山中伸弥
【やまなかしんや】

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 日本の医学者。1962年9月4日生まれ、大阪府出身。1987年神戸大医学部卒業後、整形外科の臨床研修医を経て、大阪市立大大学院で基礎研究の世界へ。93年に同大学院修了後、米グラッドストーン研究所に留学。99年に奈良先端科学技術大学院助教授、2004年に京大再生医科学研究所教授に就任した。
 2006年にあらゆる細胞や組織に成長でき、再生医療に道を開く「iPS細胞」の開発に初めて成功した。
 独マイエンブルク賞、米ラスカー賞、カナダ・ガードナー賞、恩賜賞・日本学士院賞など多数を受賞。2012年10月8日、ノーベル生理学・医学賞の受賞が発表された(ジョン・ガードン英ケンブリッジ名誉教授と共同受賞)。日本人として19人目のノーベル賞受賞で、生理学・医学賞は1987年の利根川進博士以来。「iPS細胞」の開発で再生医療が進めば、脊髄損傷で下半身がマヒした患者の治療なども可能性が出てくる。

 神戸大在学中はラグビー部に所属。骨折などの治療を受けたのをきっかけに整形外科医を志したが、研修医時代は手術が苦手で挫折した。99年から後のiPS細胞の開発につながる研究を開始。京大に籍を移してからは、高橋和利氏(現・京大講師)ら優秀な若手スタッフにも恵まれ、iPS細胞の開発を本格化。体から採取した細胞を24種類に絞り込み、最終的に4種類がiPS細胞の作製に必要であることを突き止めた。
 iPS細胞ネーミングで、iを小文字にしたのは米アップル社の音楽携帯プレイヤーiPodが由来。「多くの人に親しんでもらえるようにちなんだ」といい、山中氏のセンスや人柄がうかがえる。ノーベル賞受賞発表を受けた記者会見では「まさに日本という国が受賞した賞」と述べるなど、長年の研究を支えた国への感謝の意を示した。
 座右の銘のひとつが「人間万事塞翁が馬」。人間の幸不幸は予測しがたいことを意味する格言は、整形外科医の道を断念するなど何度も挫折を乗り越えてきた山中氏の道のりを象徴している。
※画像出典Wikipedia


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