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特別手配
【とくべつてはい】

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(概要)
 正式名称は「警察庁指定被疑者特別手配」。
 通常の指名手配は、都道府県の警察が逮捕状の出ている逃亡者の顔や特徴などの情報を全国の警察に提供し、協力を求めるものだが、指名手配犯の中でも「治安に重大な影響を及ぼし、または社会的に著しく危険性の強い凶悪または重要な犯罪」(警察庁要綱)については、全国の警察を統括する警察庁が特別手配をかける。
 最近では2012年1月、広島刑務所を脱走した中国人受刑者に適用され、同6月15日には、オウム真理教事件の特別手配犯で最後まで逃走していた高橋克也容疑者が逮捕された。

(解説)
 指名手配といえば、容疑者の顔写真や身体的特徴を記載したポスターを交番や駅の掲示板張り出し、一般から広く情報を募る印象が強いが、通常の指名手配犯の場合、捜査の都合で一般に公開しないケースもある。
 これに対し、特別手配は、凶悪なテロ事件への関与が疑われる逃亡犯や刑務所から脱走した受刑者といった危険性を鑑み、いち早く身柄を抑えるために情報を原則公開して一般市民からの通報も募る。
 全警察官に携帯用の特別手配書を支給し、全国の警察本部に担当責任者を置くなど徹底した捜査を行う。

 これまで特別手配したのは50人余りで、広島刑務所の脱走受刑者への適用は、1995年11月にオウム真理教の元信者2人を特別手配して以来、今世紀では初めてだった。
 オウム事件では計19人を特別手配。このうち平田信、菊地直子、高橋克也の3容疑者は長期間追及を逃れ、一時は死亡や国外逃亡も取り沙汰された。
 しかし2011年の大晦日に平田容疑者警視庁に出頭(その後、逮捕・起訴)。12年6月3日には菊地直子容疑者が神奈川県相模原市内で、同15日には高橋克也容疑者が東京都大田区内でそれぞれ身柄を確保され、一連のオウム事件の特別手配犯は全て逮捕された。


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