嚆矢
【こうし】
【JLogos】 登録語 > 一般
[意味]
先端に大きな音の出る特殊な矢尻を付けた矢=鏑矢(かぶらや)のこと。かつては合戦場で開戦を告げるなど信号用途に使われた。ここから転じて、物事・事態等の端緒を開くきっかけとなった出来事等を「嚆矢」(こうし)という。
[用法]
「日本のテレビ放送の歴史は、1953年2月1日に開始されたNHK放送をもって嚆矢とする」。「○○首相の改革意欲に満ちた施政方針演説を嚆矢として、新年早々、守旧派の勢力をそぐ改革新法が次々に成立している」。
[蛇足]
先述の通り、嚆矢ははじまりの合図。その後間を空けずに跡を継ぐ出来事等が続かなければ、いくらは初めての出来事であっても「嚆矢」の語は使えない。例えば「東京駅は、辰野金吾が設計を手がけ1914年に完成した現建築物をもって嚆矢とする」とは言わないので注意。
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