刺客
【しかく】

2005年の衆議院議員選挙で、自民党総裁=小泉純一郎が自らの政策に異を唱えつつも離党しない造反組自民党議員の当選を阻止するために送り込んだ対立候補のこと。自民党が公式に刺客という意図を認めたことはないが、その意図が明確であるため、マスコミでしばしば使われることになった。

刺客候補が発表されはじめた当初、片山さつき(元財務省国際局開発機関課長、女性初の財務省主計官)、小池百合子(環境大臣)、中山恭子(元内閣官房参与)など女性刺客が目立ったことから、小泉自民党のプロモーション戦略も兼ねているとの見方もある。

刺客候補の中には、エリート官僚出で選挙区情勢に明るくない者も多い。そのため、刺客候補が選挙区民に受け入れられて当選を果たすことができるか否かは未知数である。