手心を加える
【あぶはちとらず】
【JLogos】 登録語 > 一般
[意味]
自分の権限・裁量で、審査基準を緩めたり罰則を甘くしたり手加減するなどの優遇措置を与えることを「手心を加える」という。
[用法]
「今回の処分に手心を加えたのは、他ならぬ君のご家族を思ってのことだ。もう二度と同じ過ちを起こさないでくれ」。「生徒の親から袖の下を受け取ったことだけでも十分問題なのに、テストの採点に手心を加えたなんて、教師としてあってはならないことです」。
[蛇足]
「手加減する」には自分が優位であるため手を抜くといったニュアンスがあるが、この「手心を加える」ではその優位感を与えるニュアンスが薄いため、力関係ではなく情実にとらわれて優しくするといった印象を与える。手加減という言葉が偉そうな印象を与えてしまいそうな場面でこそ、この手心を加えるを使ってみていただきたい。
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