秋波を送る
【しゅうはをおくる】
【JLogos】 登録語 > 一般
[意味]
まるで秋の水面のように美しい瞳から、流し目という密やかな波を送り、女性が男性を誘惑する様を「秋波を送る」(しゅうはをおくる)という。転じて、企業や政治家などが相手方に明言を避けた遠回しのアピールを行う際にもこの言葉が使われることがある。
[用法]
「この間の合コンで右端の席に座った彼女、ずっとお前に秋波を送ってたのに、気付かなかったの?」。「親米派のA首相は、国産牛の検査基準を緩める方針を表明。米国産牛の輸入再開を求めるB大統領に秋波を送った」。
[蛇足]
秋になると海や湖の透明度は上がる。水温低下により水中のプランクトンが減るとともに、大波を立てる台風も少なくなるからだ。それだけに、水面に立つ秋の波は四季折々の波の中でもとりわけ澄んでいて美しく、古来から多くの詩人の心を引き寄せてきた。美女の瞳が立てる視線という波が、秋の波に喩えられるのも、もっともといえる。
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