木で鼻をくくる
【きではなをくくる】
【JLogos】 登録語 > 一般
[意味]
元々は「木で鼻をこくる」、「こくる」はこするの意。風邪を引くなどして鼻がつまって辛い、布切れか鼻紙がほしい。そんな思いも空しく、頼みにしていた人から木片を渡され、それで鼻をこする羽目になる・・・。そんな冷淡にあしらわれた切ない状況を表す言葉が、この「木で鼻をくくる」だ。
[用法]
通常、「木で鼻をくくったような」と「ような」を付けて使う。「最近カレ、浮気でもしてるのかな?私が話しかけても、木で鼻をくくったような返事しかしてくれないの」。「遠路はるばる会いに来たのに、こんな木で鼻をくくったような応対をするなんて、無礼にもほどがある!」と使う。
[蛇足]
現代人が鼻をくくる(こする)ティッシュの原料はパルプ、つまり木である。そう考えると、木で鼻をくくったような態度の中にも、柔らかい優しさが潜んでいるのかもしれない。
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