(株)ナムコ
【なむこ】
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ナムコの創業者=中村雅哉氏により1955年に設立された(有)中村製作所が、ナムコの出発点である。
はじめに手がけたのはアミューズメント施設運営事業。施設といっても横浜の百貨店屋上に木馬を2台設置しただけの小規模なものだった。しかし続く57年にはアミューズメント機器販売事業を開始。以後この2事業を両輪に着実な発展を遂げ、77年にはついに(株)ナムコと社名を変更。翌78年には記念すべきオリジナル業務用ビデオゲーム機第1号「ジービー」を世に送り出すに至る。
ちなみにナムコの社名の由来は、旧社名「中村製作所」の英語表記「Nakamura Amusement machine Manufacturing CO.,ltd.」を省略したもの(創業者の名を取ってNAkamura Masaya COrporationが由来という説もあるが事実と異なる)。
以後ナムコは独創性の高い業務用ビデオゲームを次々と生みだし、多くのファンを獲得していった。79年「ギャラクシアン」、80年「パックマン」、83年「ゼビウス」など、現在でも名作として語り継がれているゲームが生み出されたのもこの頃だ。
さらに84年には任天堂ファミリーコンピュータ用ソフト「ギャラクシアン」を発売し、家庭用ゲーム市場にも進出。もちろんソフト開発ばかりでなく、元々の主業であったアミューズメント施設運営事業についても、96年に日本最大のビルイン型テーマパーク 「ナンジャタウン」を東京・池袋にオープンするなど、万事抜かりなく発展を遂げてきてた。
しかし1990年代後半以降、長期不況・少子化・娯楽の多様化・ゲーム機の高性能化による開発コスト増という逆風にさらされたゲーム業界各社は、生き残りをかけた再編を余儀なくされていく。そうした流れを受け、ナムコも2005年5月、(株)バンダイと経営統合すると発表した。これによりナムコは同年9月以降、両社の持株会社(株)バンダイナムコホールディングスの傘下に入る予定となっている。
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