トラストとカルテルの違い
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市場で独占的な地位を確立するために、その市場で競争的関係にあった複数の企業が協力関係を結ぶことがある。
この際、複数企業が合併したり、共通の持ち株会社を設立したりして事実上一つの独占企業となった場合、これをトラストと呼ぶ。また、各企業がその独立性を維持したまま、生産量や価格に関する協定を結んで市場を支配することをカルテルという。
トラストもカルテルも、価格を不当につり上げたり市場への新規参入を阻害=非効率企業を温存したりして経済を停滞させる恐れがあるため、主要先進国はじめ多くの国々で厳しく制限されている。
もちろん日本でも独占禁止法により「私的独占」(トラスト含む)、「不当な取引制限」(カルテル含む)は禁止されている。このところ公共工事を特定の業者に入札させるために、建設業者などが事前に入札価格の申し合わせを行う「談合」が後を絶たないが、この談合も独占禁止法上カルテルに該当する重大な違法行為である。
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