ひまわり
【ひまわり】
【JLogos】 登録語 > 一般
世界気象機関(WMO)の提唱する世界気象監視計画の一翼を担う日本の衛星。1977年に静止気象衛星ひまわり1号が打ち上げられたのを皮切りに、同2号(1981)、同3号(1984)、同4号(1989)、同5号(1995)と衛星の寿命が近づく度に新型機が打ち上げられた。
この後1999年に同6号の打ち上げが予定されていたが、H-IIロケット8号機打ち上げ失敗、衛星メーカー倒産などが重なり、6号打ち上げは2005年まで長引くことになった(2003年5月にひまわり5号が役目を終えた後6号が観測を開始するまでの間、アメリカの予備衛星GOES-9が代用された)。
同年6月28日正午より気象観測を開始したひまわり6号は全長約33m、重量1.3t、東経140度・赤道(緯度0度)上空約35,800kmに位置している。30分に1度データを送信でき(5号は1時間に1度)、これまで捉えきれなかった夜間の雲の動きも観測できるようにもなるなど性能は大きく向上しており、天気予報の的中率向上も期待されている。
また6号は、これまでの「静止気象衛星ひまわり」から「運輸多目的衛星=MTSAT(Multi-functional Transport Satellite)ひまわり」へと名を変え、航空機の管制システムにも利用される予定になっている。設計寿命は気象ミッション5年、航空ミッション10年。各ミッションが終了するまでの間に、また新たな衛星が打ち上げられることになるはずだ。
data-ad-slot値が不明なので広告を表示できません。
【辞典内Top3】
【関連コンテンツ】
広告を表示できません。
【この辞典の書籍版説明】
「JLogos」JLogos編集部 |
|
最新語を中心に、専門家の監修のもとJLogos編集部が登録しています。リクエストも受付。2000年創立の「時事用語のABC」サイトも併設。 |
|
出版社:
JLogos[link] |