ペンティアムD
【ぺんてぃあむ・でぃー】
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インテルが2005年5月に発売した新型CPU。先代となるペンティアム4プロセッサ(のコア)を二つ搭載したデュアルコアCPUである点が最大の特徴で、同社が1971年に世界初のCPU「Intel 4004」を開発して以来続いたシングルコアCPUの歴史は、ここで大きな転換点を迎えたことになる。
このペンティアムD発売を受け、パソコンメーカーでは、ソニーが6月発売の夏モデル「VAIO type R」にペンティアムDを搭載したのをはじめ、DELL、日本HPなど各社が同CPUを搭載したフラッグシップモデルの販売を開始した。このままいけば、2005年中にデュアルコアCPUを搭載したパソコンが主流となっていくはずだ。
デュアルコアCPUは複数のプログラムを同時に走らせる並列処理に強く、例えば、テレビ番組を録画しながらゲームで遊ぶといった処理をよりスムーズに行うことができるとされている。ただし、どの程度早くなるかは、メモリ(RAM)の容量などCPU以外のパーツのスペックにもよるし、プログラム(アプリケーションソフト)自体がデュアルコアCPUに対応しているか否かによっても異なってくる。必ずしも「デュアルコアだから倍早くなる」とは限らないので注意が必要だ。
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