ゴールデン・パラシュート
【ごーるでん・ぱらしゅーと】
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敵対的買収から企業を守る手法の一つ。「敵対的買収を仕掛けられ買収された際には、巨額の退職金・一時金を支払う」という契約を企業・経営者間であらかじめ結んでおくこと。
敵対的買収を企てる企業に対し、買収後に有能な経営者と多額のキャッシュが同時に流出することを見せつけ、買収を事前に思い止まらせることを狙いとする。
ただし、実際にゴールデン・パラシュートを使うと、企業価値は大きく減価する。そのため、金色のパラシュートで脱出したはよいが、地上では株主代表訴訟が経営陣を待ちかまえている、という可能性も否定できない。
日本では商法の規定により、取締役の報酬は株主総会の決議事項となっている。このため、株主総会で株主の同意を得て定款にこの条項を盛り込まないと日本でゴールデン・パラシュートは開かない。
ちなみに一般従業員に対する同様の施策をティン・パラシュート(Tin Parachute=ブリキの落下傘) という。
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